2024年5月13日
先日、東京駅で開催されている「どうぶつ百景」という美術イベントを訪問させていただきました。
展示エリアは撮影不可のため、外観等のみ掲載いたします。
普段は両国にある江戸東京博物館にて所蔵されている美術品ですが、現在休館中のため、その中から”動物”というテーマに沿って東京駅(東京ステーションギャラリー)にて展示がなされています。
ギャラリー入口を入ると、自動券売機にてチケットを購入し、展示エリアへエレベーターで向かいます。
じっくり見たい方は、入口横のロッカーに荷物を預けておくと良いかもしれません。
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【東京ステーションギャラリー全体像】
1階(入場口)→エレベーター→3階(展示エリア)→階段→2階(展示エリア→ショップ)→階段→1階(出口)
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今回の展示テーマは”どうぶつ”ですが、動物は動物でも、現代の動物ではありません。
江戸〜明治時代の動物なのです!
展示されている美術品は、富士山でも有名な広重などの絵画の他、当時の人々が使っていた動物のおもちゃやケージなど、とても興味深い内容でした。
特に印象深かったのは “町犬(まちいぬ)“という考え方で、江戸時代には人々が暮らす街中に、町の人たちが皆で飼っている犬たちがごく普通にいたということです。まるで現代の地域猫のように。
現代では狂犬病予防等の観点から、日本では放し飼いの犬や野良犬などを見なくなりましたが、
当時は、街中にごく自然に皆の犬がいたそうです。
今や全く動物を見られなくなった東京の中心地で、動物に関しての展示を見ているというのも不思議な心境ではありますが、
時間を忘れて見入ってしまったため、危うく次の予定に遅れてしまうところでした。
皆様もお時間のある際にはぜひ、江戸時代の動物と人との共生具合を見にタイムトラベルしてみてはいかがでしょうか。
場所:JR東京駅丸の内北口すぐ、改札口外・東京ステーションギャラリー
日程:前期5月26日まで 後期5月28日〜6月23日
時間:10時〜18時
休館:月曜日
入館料:一般1,300円
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