2024年3月24日
【仁斗田港〜田代食堂】
まだ帰りの船の出発まで時間があったので、もう少し散策してみることに。
港から遠くに水色の建物が見えていたので、そちらにも行ってみるとやはり猫がたくさん。
普段は食堂のようですが、この日はやはり営業していませんでした。
この島の猫の特徴として、
とても人に慣れていて、もちろんベタベタと寄ってくることはないものの、
近づいて行っても逃げることはありません。
そしてなんと言っても、長毛猫が多いということ。
全ての場所に長毛の猫がいたので、長毛種好きの私としてはとても幸せでした。
長毛猫は当然手入れも大変で、ここまで衛生状態がいいのは、島の人たちの管理が行き届いている証拠だと思います。
押し並べて毛並みも良く、栄養状態も良好であるように見えました。
観光客の方にも最低限のルールがあり、
・またたび禁止
・餌やり禁止
・猫じゃらし禁止
・長時間の撮影や座り込み等禁止
などでした。
島全体が、屋外の自然な猫カフェといった印象で、でも島民の方は陰からサポートするのみなので、
自由に散策することができました。
なんといっても、猫自身が、自由で幸せそうだったこと。今まで見た中では理想に近い環境であるように感じました。
【仁斗田港〜石巻中央発着所】
仁斗田港に戻り、待合室で待機していると、出発10分前くらいに船がやってきました。
観光客の方たちは結構皆さん、ギリギリまで猫ちゃんたちと戯れていたようです。
往路と同じタイプの船に乗り込み、時間通り15:30に石巻へ向け出発。
港を出た直後。
揺れる揺れる。
ジェットコースター状態。
揺れるたび、船内から悲鳴声が。
“キャ〜〜!!!キャーーー!!!ギャーーーーー!!!!!!!”
少しスピードを出すと、船が大きく揺れ、2階のオープンデッキは使用禁止に。
というか、もしそこにいたら、びしょ濡れになってしまいます。
出港後数分で、前後の男性はダウン。皆さんトイレへ直行でした。
今まで、各地で船に乗ってきましたが、ここまで揺れたのは初めてでした。
船酔いしやすい方は、乗船前の食事は控えた方が良いかもしれません。
なかなか厳しい船旅でしたが、40分ほどで無事に到着。
帰りは、門脇発着所に先に停まり、その後、中央発着所まで船で船で行く事ができました。
後から知った事ですが、訪問日翌日から数日は強風の影響で、石巻からの船は欠航だったようです。
やはり安全上、ギリギリの状態だったのだと分かりました。
【石巻中央発着所〜石巻駅〜仙台駅】
本当は田代島で何かお土産品を購入したかったのですが、全くオープンしているお店がなかったので、結局お賽銭の222円しか島に貢献できませんでした。
代わりと言ってはなんですが、中央発着所の横に、「いしのまき元気いちば」というご当地お土産ショップがあったので、そちらで色々と物色させてもらいました。
牛タン加工品、スイーツ、珍しい石巻コーヒーや、グッズなど、魅力的な商品がたくさんありました。
石巻駅までは帰りも徒歩で。
行きは雪と強風で、心折れそうでしたが、帰りは足取りも軽くなります。
散策の疲れや、お土産などで、行きよりも重たくなっていますが、猫を無事にたくさん見れたことなどで、とても充実した気分です。
石巻駅からは行きと同じくJR仙石線(せんせき)・仙石東北ラインに乗ります。
・石巻駅発17:53
・仙台駅着18:51
その後、新幹線にて、仙台駅19:20発にて東京へ。
以上、田代島視察について、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
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